在宅ワークのコツ

【朗報】腰痛持ちが選んだ在宅ワーク用クッション3選〜診断チャート付きで失敗しない選び方まとめ

在宅で仕事をするのにはだいぶ慣れてきたけど、最近夕方になると腰が重いしだるい。
整体に通うのは高いし続かないし、在宅ワーク用の椅子はスペースの問題が。
なんとかしたいけど、何から始めたらいいかわからない……。

そんなとき腰に違和感を感じたら、ちょっと焦りますよね。
そんな悩みを感じながら在宅ワークを続けている方に向けて、この記事では、在宅ワーク中の“その腰の違和感”を軽くするためにあなたに合ったクッションの選び方とおすすめを紹介します。

こんにちは。半年以上在宅ワークを続けているすみです。
実は私は重度の腰痛持ちで、何度もぎっくり腰になって整形外科のお世話になってきました。
ぎっくり腰になると、身体を支えているカナメが腰なのだと痛感します。
起きるのも痛い、座るのも痛い、なにかしようとするときに必ず走る痛み…

そのたびに「もっと早く対策しておけばよかった」って何度も後悔しました。
今日は「腰痛予備軍」の前兆を感じている方が私のような経験をせずに済むように、在宅ワークで便利なクッションをおすすめします。
「本当にクッションで腰痛がラクになるの?」と思うかもしれません。
私も半信半疑でした。
でも、ちゃんと選べば、座っている間の負担がまるで違うんです。

調べてみるとクッションの種類は本当に多くて、結局どれを買ったらいいのかわからないですよね。
いくつも試せるわけではないから、できれば一発で合うものを選びたいのもわかります。

そんな方のために、買う前に失敗しない診断チャートと選び方もお伝えします。
この記事を読み終えるころには、「自分に合うクッションのタイプ」がわかっているはず。

それではいってみましょう!

腰痛の原因を知って対策を練ろう

腰痛って長引かずに違和感がなくなれば放置しがち。
でも、それが積み重なるといつか「グキッ」といってしまいます。
そうなる前に、まずは原因を探って対策が本当に必要なのか見ていきましょう。

長時間座りっぱなしが腰に与える負担

仕事に集中していつの間にか椅子に長時間座りっぱなしだった。
そんな経験、誰しもありますよね。

同じ姿勢が続くと、腰椎(背骨の下部)周辺の筋肉が固まり、血流が悪化します。
椎間板にかかる圧力が増し、軽い違和感がやがて継続的な痛みに…。

椎間板というのは背中の骨と骨の間にあるゼラチン状のクッションのこと。
椎間板ヘルニアはこの椎間板が圧力によって変形し飛び出して神経まで圧迫してしまう病気です。
座っているだけでも立っているときの1.4倍の負荷が腰にかかるという調査もあるほど深刻なんです。

在宅ワーク環境は“無意識の悪姿勢”を生みやすい

もともとダイニングチェア・ソファ・こたつなどは、仕事用に設計されていません。
座面の高さや奥行きが合わず、自然に前傾姿勢や猫背になってしまうんです。
だからこそ、補助アイテム(クッション)が効くんですね。

また、背もたれにズルっともたれたり前のめりになると骨盤が傾きます。
骨盤が倒れると背骨にあるS字カーブが崩れてしまい、腰を支える筋肉に負担が集中。
結果として『なんとなく腰がだるい』を引き起こしていくようになります。

対策を考える〜座る姿勢を「整える」ことが鍵〜

完璧な姿勢でないといけないの?
そんなことはありません。
骨盤を立てた『ラクな正しい姿勢』であることがとても大切なんです。

体にフィットしすぎるクッションは逆に姿勢を崩すケースもあるので、自分に合うクッションを選ぶことが腰痛に有効だと言えます。

腰痛は突然ではなく、毎日の「なんとなく」の積み重ねで起きるもの。
正しい姿勢を支えるための環境作りがラクな在宅ワークへの第一歩の鍵になります。

クッションを使えば楽になる?よくある不安と落とし穴

クッションって腰痛に本当に効くのかな?
買ったのに失敗したくない、その気持ち本当にわかります。
このセクションでは、失敗しないための不安要素をひとつひとつ見ていきましょう。

腰痛にクッションって本当に効果あるの?

今は本当に情報が多いですよね。
「これかな?」と思って詳細を見ると広告だった…。
そんな経験、私にもあります。

運良く自分に合ったクッションに出会えればすぐに効果を実感する人もいますが、きちんと正しく選んで使うことが大前提。
買って失敗したり、買ってもなんだかよくわからないまま終わった、なんてことにならないように、自分に合うかどうかをチェックして買うようにしましょう。

よくある失敗パターン3選

・やわらかすぎるクッション

一見座り心地がよくてよさげに思えます。
けれど沈み込んで骨盤が傾き、かえって姿勢が崩れる原因に。

・滑る・ズレるクッション

つるつるした生地もさわり心地がよいですよね。
でも座るたびに位置がずれてストレスになりますし、姿勢が不安定に。

・サイズが合っていない

椅子の幅より大きすぎてフィットしなかったり、高さが出すぎて足が浮いたり。
サイズはしっかり測定して買うようにしましょう。

そんなの頭ではわかってるよ〜と思いますよね。
でも意外と見落としがち。
『良さそう』に見える商品でも自分に合わなければ逆効果になってしまいます。

たとえ1万円超の高機能クッションでも、自分の体格や椅子に合わなければ効果は感じにくいもの。
選ぶときに考慮するべきなのは『価格』ではなく『用途と相性』です。

クッションだけに頼るのはNG

どんなに良いクッションを買っても「座りっぱなし」では腰に負担がかかります。
30分〜1時間に一度、立ち上がって体を伸ばす・歩く。
夜寝る前ににかんたんなストレッチをしてみる。
これを意識するだけでも夕方の腰のだるさが段違いに変わってきます。

でこすみちゃん
でこすみちゃん
私は休憩がてらお手洗いに行ったりお茶を入れに立ったり、そのときに屈伸をするよう意識しています。
夜のストレッチは整形外科のストレッチの先生に習った前屈運動。
これだけでもだいぶ違いますよ。

クッションはあくまで『腰をラクにするためのサポート』。
自分の環境や身体に合ったものを選び、短時間でも姿勢をリセットする習慣を持つことで、
はじめて腰の負担がぐっと軽くなっていくのです。

YES/NOでわかる!クッション診断チャート

自分で調べてみたけど、結局何が自分に合うのかわからない。
そんな方のために診断チャートをご用意しました。
気軽にやってみてくださいね。

Q1:作業に使っている椅子はオフィスチェアまたはゲーミングチェアですか?

👉 YES → Q2へ
👉 NO(ダイニングチェアやソファ、床座りなど) → Q3へ

Q2:1日のうち座って作業する時間は5時間以上ありますか?

👉 YES → タイプB:長時間作業タイプ
👉 NO → タイプA:姿勢崩れがちタイプ

Q3:腰に“重だるい感覚”や“じわじわ痛む感じ”がありますか?

👉 YES → タイプA:姿勢崩れがちタイプ
👉 NO → Q4へ

Q4:まだ本格的な痛みはないけれど、腰の違和感が少し気になりますか?

👉 YES → タイプC:軽度不安・予防タイプ
👉 NO → クッションの必要度は低めですが、環境や姿勢の見直しをおすすめします

【診断結果とタイプまとめ】

タイプ 特徴 クッション選びの方向性
A:姿勢崩れがちタイプ 姿勢が安定しにくく骨盤が倒れやすい 骨盤サポート・ズレにくいタイプ/滑り止めつき/やや高反発系
B:長時間作業タイプ 長時間の座りっぱなしによる腰全体の負担 体圧分散タイプ/蒸れにくい素材/疲れにくい座面設計
C:軽度不安・予防タイプ 違和感はあるが痛みはまだなく早めに対策したい 柔らかめ/軽量で持ち運びやすい/低価格帯でもOK

【買う前に】失敗しないためのチェックポイント5つ

自分のタイプがわかったら、次に「なんとなく良さそう」で買って後悔しないためのポイントをお伝えしますね。
誰だって、失敗せずに納得して買いたいもの。
下記のチェックをクリアしているか、ぜひ確認してみてくださいね。

①素材

素材の違い、わかっているようでわかっていなかったりしますよね。
選択に失敗すると、柔らかすぎて沈んで逆に腰が痛い、などの原因になりかねません。
しっかり理解して選ぶようにしましょう。

素材 特徴 向いている人
高反発 固め/沈みにくい/姿勢が崩れにくい 姿勢を正したい人/長時間作業の人
低反発 包み込まれる感触/やわらかく安心感あり やわらかめが好きな人/短時間作業の人
ゲル 弾力あり/通気性◎/やや重め 蒸れが気になる人/夏場/体圧分散重視の人

②厚み・サイズ感

厚みも結構重要な要素です。
厚すぎると机の高さが合わなくなったり足が浮いたり。
逆に薄すぎると効果を感じにくいことも。
身長が低めの方や、ダイニングチェア派は薄めがよいです◎。

③滑り止めの有無・ズレ対策

背もたれなしの椅子(ダイニングチェアなど)では「滑りやすい=姿勢崩れやすい」。
座るたびにズレてストレスになるケースも多いです。
滑り止め加工があるかどうか、また、裏地の素材などに注目して選ぶようにしましょう。

④カバーの有無・洗濯できるか

在宅ワークでは長時間使用することになります。
長く使えば汗や汚れが気になってくることもある。

そんなときカバー取り外し&洗濯可能かどうかで衛生面の安心感がとても変わります。
カバーが交換可能かどうかもチェックしておくといいですよ。

⑤通気性(特に夏場)

蒸れると不快感が増し、逆に腰をねじってしまうことも。
特に汗をかきやすい方は「ゲルタイプ」や「メッシュカバー」などで通気性を確保しておくと安心です。

でこすみちゃん
でこすみちゃん
クッションは「見た目が良さそう」だけでは選ばないのが正解。
これらのポイントを知った上で選べば失敗するリスクはぐっと減るんです。

ダイニングチェアでも使えるクッションを選ぶコツ

大きな仕事用の椅子を買えるほどスペースがない。
そんな方でもダイニングチェアでも腰痛対策ができるクッションを選べば、充分に腰痛対策をすることができます。
そのコツを見ていきましょう。

① 軽量でズレにくいものを選ぶ

ダイニングチェアは動きやすく背もたれが低かったりなかったりするので、クッションが滑ってしまう原因に。
そういう場合は滑り止め付き(裏面がラバー素材など)のクッションを選んだり、椅子に固定するタイプ(バンド付き)があればベストです。

② 背もたれがなくても安定する設計を重視

背中を預けられないと、骨盤が倒れやすく腰に負担が集中しがち。
クッションの『傾斜設計(やや前傾)』があると、骨盤が立ちやすくなっておすすめです。
平らすぎる座面用クッションは姿勢保持に不向きな場合もあるので注意。

③ サイズ感は“やや小ぶり”を選ぶのがコツ

ダイニングチェアは座面が小さめのことが多く、大きいクッションだとはみ出したりズレたりすることも。
幅40cm前後が目安。厚みは3~5cmがバランス◎です。
収納しやすかったり家族で共用しやすいメリットも。

④ 高さが出すぎないものを選ぶ

ダイニングテーブルはデスクより高めのことが多く、厚手のクッションだと“肘の高さ”が合わないこともあります。
足が浮くと骨盤が前にずれて姿勢崩れの原因にもなりかねません。
「低め&高反発」のクッションが相性がよいです。

⑤ 持ち運びしやすい

家族と共用する・仕事と食事の間で移動させるなど、移動前提の使い方が多い環境に配慮しているものがよいです。
軽量・取っ手付き・折りたたみ式のものも検討の余地あり。

 

椅子が専用じゃないと腰痛になっても仕方ないと思ってしまいがち。
でも決してそうではなく、ダイニングチェアでもクッション次第で腰の負担はしっかり軽減することができます
椅子に合わせた“ちょっとした選び方”の工夫が、あなたの在宅ワークをもっと快適にしてくれますよ。

タイプ別おすすめクッション3選

自分に合ったタイプと選ぶコツがわかったら、いよいよクッションを選んでいきましょう。
下記に私がおすすめするクッションをタイプ別にご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。

※価格は2025年5月現在のものです。

🪑 タイプ①:姿勢が崩れやすい人に|骨盤サポート系

【おすすめ商品:コジット 骨盤サポートクッション】
《特徴》
・骨盤を360度包み込む設計で、自然なS字カーブをサポート
・低反発素材でお尻への負担を軽減
・滑り止め加工付きでズレにくい
価格: 約1,700円(税込)

🪑 タイプ②:長時間座りっぱなしの人に|体圧分散系

【おすすめ商品: コジット フィットゲル 腰サポートクッション】
《特徴》
ハニカム構造のゲル素材で体圧を均等に分散
・通気性が高く、長時間の使用でも蒸れにくい
・カバーは取り外して洗濯可能
価格:
3,800円(税込)

🪑 タイプ③:椅子にこだわりがない人に|どこでも使える軽量系

【おすすめ商品: 弁天屋本舗 防水 断熱 折りたたみマット クッション
《特徴》
・折りたたみ式で持ち運びやすく、どこでも使用可能
・防水・断熱仕様でアウトドアやフローリングでも快適
・軽量で収納袋付き
価格:
約300円(税込)

※この記事の各リンクには広告(PR)が含まれています。

これらのクッションは在宅ワーク中の腰痛対策に役立ちます。
ご自身のライフスタイルや椅子の種類に合わせて最適なクッションを選んでくださいね。

さいごに

在宅ワークが日常になり慣れてくると、ついつい自分の体に負担がかかっていることに気付きにくくなるものです。
でも、腰の違和感は「がんばりすぎ」のサインかもしれません

クッションを変えるだけでも、座っている間のラクさがぐんと変わるはず。
この記事であなたに合うタイプが見えてきたなら、次は『実際に取り入れてみる番』です。

未来のぎっくり腰を防ぐためにも、
今できる小さな工夫から、快適な作業環境を整えていきましょうね

ここまで読んでいただきありがとうございました!